看護過程

看護過程~#4実施~

実施

実施

看護計画で計画した看護介入を実際に患者さんに実施していく段階になります。実施は看護過程の5つのステップの「評価」を意識して実施していく必要があります。

計画実施の3段階

計画実施は実施前実施中実施後3段階に分けて考えていきます。

実施前

患者さんの状態から実施しようとしている看護ケアは適切なのかどうかを検討し、必要であれば計画の実施修正中止の判断をします。次に患者さんの当日のスケジュール(検査等)を考慮して予定していた看護ケアは実施が可能なのかどうかを判断します。朝の挨拶の段階で一日の予定を患者さんと相談しながら介入時間の検討ができるとよいです。

実施中

看護ケアを実施している時の患者さんの反応はどうかを確認します。看護ケアを実施中に介入方法を修正したり、介入を中止する必要があるかも判断します。重要な視点として、安全や安楽、プライバシーに配慮できているかを考えます。

実施後

実施後患者さんの状態はどうか看護ケアによって何か変化が起きたかを確認します。ここからは評価に等しい項目となります。

看護ケア実施における注意点

ケアの説明を行う

看護ケアを実施する前に行うケアの内容について十分な説明を行う必要があります。指導教育を実施する場合は、事前の説明が患者さんのアドヒアランスの向上に有効です。

  • アドヒアランス:患者さんが納得して治療に参画すること

 

物品の準備を確認する

ケアの手順手順書に書き起こし、実施場面をイメージングします。清潔ケアでは物品が不足し、取りに戻るというような学生は割といるので実習開始前に現在の手順書で物品は足りているのかを確認し、再度ケアの実施前にも必要物品が足りているのか確認してから患者さんへのケアに臨みましょう。どんなケアでも確認が非常に重要です。

ケアの環境を整える

看護ケアの実施に適した環境を整えることも重要です。例えば、気分転換を図るための散歩であれば院内よりも院外の方が有効だと思いますが、天候気温転倒の要因になる因子はないか等、事前の準備段階での注意が必要になります。病室内で何か看護ケアを実施する場合はプライバシーへの配慮も重要となります。

危険因子を予測する

ケアの介入によって、患者さんに不利益(害)を与えることのないよう事前に危険因子を予測し、トラブルを回避もしくは対応できるようにしておきましょう。